現場から離れるには

2008年09月30日

私が、なぜ復活できたのか・・・

以前の私ですか、24時間365日、
ただガムシャラに働き詰めの日々を送っていました。

大半の時間をお店で過ごし、
新婚のわが家には仮眠を取るためだけに帰るようなありさまでした。

家庭を顧みないほど働いた挙句に、
抱え込んでしまった借金は5000万円以上です。

その結果、資金繰りに翻弄され、
アタマの中はいつもお金のことばかり。

金、カネ、かね・・・、呆れ果てていました。

そんなとき、ある一つのきっかけをつかみ、
復活することができました。


こんにちは、
小さな飲食店を応援する会の前田展明です。


ボロボロだった私がなぜ短期間で復活できたのか?

その大きな理由の一つに、

「一定のルールに従って作業を行うだけで、

     誰が行っても成果の出せる仕組みができたから」

ということがあります。


今日はその仕組み作りについてお話をします。


「多くの経営者が抱えている悩み」に、

1)売上が上がらない

2)利益が残らない

3)毎日仕事に追われて忙しい

4)重要な仕事になかなか手をつけられない

5)仕事を任せられる優秀なスタッフがいない

6)自分の時間を作ることができない

といったことがあります。


私の経験上、今日お話する仕組みが出来上がると、
これらの悩みの90%以上は解決することを私は知っています。

いろいろな経営者の方とお話をすると、
仕組みの必要性をほとんどの人は何となくわかっています。

しかし、うちのシステムじゃ無理だ、
時間がない、作り方がわからない等の理由で
作ることを諦めたり先延ばしにする人が多いのです。


逆に、

「仕組みを作らずに商売を拡大し続けるとどうなるか」

を、知ってもらいたいと思います。

多くの経営者は1億売上が上がったら次は3億、
3億の次は10億というように仕組みを作らずに
社長の脚力だけでビジネスを拡大していこうとします。

その結果どうなるかといえば、

まず、仕組みがなかったら、
作業などが統一化されていないため、売上は安定せず、
スタッフが増える度に組織が効率的に働かないので、
ストレスも増えてきます。

そうすると、ラクになるどころか、
無駄な作業が多くなり、どんどん忙しくなりますし、

結果、利益を減らすことにもなります。


そして、社長の脚力でまわっている会社は、
社長がいなくなると会社がまわらなくなります。


では、私達は

「何を仕組化すれば良いのか」

ということですが、


仕事をまず「作業(ルーチンワーク)」と

「考える」ことに分けます。


「作業」には、 経理、電話番、給与計算等があります。
「考える」ことには、 企画立案、経営戦略等があります。

これからは、
「作業(ルーチンワーク)」を仕組化していくことになります。

なぜ、作業を仕組化するのか?

それは、

「作業は仕組み化しやすい」からです。

また、経営者が作業だけしていたのでは、
会社が成長しません。


これからは、仕組み化によって、
時間と労力の効率化をはかり、
「考える」時間を増やす必要があります。

なぜなら、

「考える」ことから大きな利益が生み出されるからです。


そして、仕組みを作っていくうえで
自分の時給を考えておく必要があります。

全ての人が与えられている平等なものは時間です。

この時間をどう効率よく使うかで、
成果は大きく変わってきます。


「1時間、自分が仕事をしたら時給でいくらになるか?」

で、自分がする仕事を判断していきます。

普通に考えればわかることなのですが、
時給3,000円の人が時給800円の人でもできる作業を
してはいけないということです。

普通の会社なら、このような人がいれば会社にとって極悪人です。


考えればわかることなのですが、
以前の私を含め、このことに気がついていない人は意外に多いのです。

つい、

「自分がやったほうが早い」

「人件費がもったいないから」

と、言ってすぐに自分でやってしまいます。


他人を雇うほうが効率的ならば、
自分では一切やらないと決めなければいけません。

しかしこのことが、なかなかできないのです。

わかっているけどできないのです。

後は自分で決断するしかありません。


この続きは明日以降のブログでお話します。


引き続き、経営の悩みに関する投票を受け付けています。

今後のブログ記事の参考にさせていただきたいと考えています。
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小さな飲食店を応援する会
前田展明



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前田 展明のお店


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2008年08月21日

責任を手放す効果

おはようございます。
前田展明です。


私は19歳から商売を始めて今年で14年目になります。


当然、最初は個人事業からのスタートでした。


その後、一時は商売に失敗しかかり、
もうダメかと思われましたが見事に復活することができました。


それからは、次から次へと新しいプロジェクトに手をつけてしまい、
いつの間にか事業規模は大きくなり、スタッフの数は次々と増え、
明らかに私ひとりの個人事業ではなくなってしまいました。

ちょっと前までは、
会社の仕組みは依然として個人事業のままの部分が多かったので、
組織としての力が発揮できていませんでした。


今、組織が100%の力を
発揮できているのかといえばそうではありません。


もっと組織化する事を迫られています。


しかし私の会社は、
徐々にではありますが確実に組織は進化を続け、
そのスピードは増してきています。


先日も社内で定期ミーティングを行い、


どのように責任を分担するか?

どんな役割が社内にあるのか?


などを話し合いました。


そういった中で、
私なりに感じ、確信したことがありますのでシェアします。



それは「責任を手放す」ことです。


以前の私は、社内のどんな仕事でも

「自分がやった方がうまくいく」

と考えていました。


もしかすると、
口には出さなくても心の中では、
あなたも同じことを思っているのではないでしょうか?


しかし、これは完全な間違いでした。


私は起業してから会社を作ってきましたので、
自分で何でも、誰よりもできると思っていました。

しかし、私よりもその業務を上手にできる人はいくらでもいました。


以前の私は会社のすべての業務を
コントロールしていなければ気が済みませんでした。


しかし、多くをコントロールしていると
それだけ多くの業務が一人のところに集まるので、
結果的に全体のスピードは遅くなるのです。


私は最初コントロールを手放すことが怖かったのです。


本当に彼(彼女)にできるのか?
と思ってしまうのです。


もちろん最初はできません。


それは当然です。


ベースの知識が私よりもないからです。

そして、責任と権限が明確でないからです。


ベースの知識が私と同じになって、
責任と権限が明確になればスタッフは突然優秀なスタッフに変身します。



しかし、

「マーケティングの責任は自分が持つ」

必要があります。


あらゆる業務の責任や権限、コントロールは、
自分以外の誰かに手放すべきですが、

握っておかなければならないコントロール、
それが「マーケティング」なのです。


何故なら、お客が自分の会社に来るための行為、
つまりビジネスにおいて最初の入口だからです。

この入口がダメだったら他の全てがダメになってしまいます。


お客をどうやって獲得するか?

お客にどうやって商品に興味を持ってもらうか?


その他にも、


お客にどうやってたくさん購入してもらうか?

お客にどうやって多くリピートしてもらうか?


こういった事はビジネスにおいて最大の重要事項であり、
これさえできれば、他が多少ダメでもビジネスはうまくいきます。


逆にこれができなければ、例え最高の商品、
サービスがあったとしてもビジネスは潰れます。

これが現実です。


私はマーケティング以外の業務をスタッフに委託するように
努力をしてきました。

現在も責任と権限を与えてコントロールを手放すようにしています。

これらを実践するようになってから、
私のビジネスは楽に成長させることができるようになりました。

是非、実践してみてください。


前田 展明


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2008年07月20日

委任してビジネスを拡大する

こんにちは。
前田展明です。


先日、ある起業家と話をしていて感じたことがありました。


それは、

私もそうなのですが、起業家のほとんどは、
自分でいろいろなことをやってきています。


そして他の人よりもいろいろなことが、
上手にできると思っています。


しかし現実的に見て、
私たちが他の人より優れている部分というのは
限られているはずです。

ある仕事に関しては自分より上手くこなしたり、
もしくは同等くらいの人はたくさんいます。


儲けを増やしていこうと思えば、
そのような人に仕事を委任することは、
必ず通らなくてはならない道です。


仕事を覚えてしまうと、
自分でやってしまいたいという気持ちが強くなり、
その仕事を他の人に任せることができなくなる場合があります。


その仕事を自分がやっていたいという気持ちと、
クオリティが保てるかという心配から、
なかなか委任できなくなるのです。


しかし、私たちの一日は24時間しかなく、
しかも24時間ずっと生産性を発揮できるかといえば
そんなことは不可能です。

集中して生産性を発揮できる時間は、
一日数時間ではないでしょうか。


自分の手からある部分の仕事の権限を手放した時、
ビジネスはもっと大きく成長させることができます。

しかし、委任するというのはとても難しい仕事の一つです。


そこで、
私が行っている方法をいくつかご紹介します。



人に委任する時には、

「理想の結果を定義してあげる」

ということが必要です。


何故この業務をこのようにやる必要があるのか、

どのような結果を出す必要があるのか、

を相手に伝える必要があります。


特に「何故」を伝えておくことがポイントになります。

「何故」という理由がわかっていると、
もし伝えた方法がダメだった場合に次の方法を
考えることができるからです。

「何故」という理由を伝えていなければ、
その方法でダメであればそこで終わってしまい、
あなたが次の支持を出さなくてはならなくなります。



次に

「判断を任せる」

必要があります。


自分の意図する判断をスタッフにさせるには、
自分の価値観がわかっていなければできません。

価値観を伝えあなたが相手に責任を持たせれば、
スタッフは一気に賢くもなります。


そして自分の言ったことが

「正確に伝わっているか」

これはその人にしかわからないことです。


自分の言ったことを誤解して全く違った結果が
あがってくるなんてことは日常茶飯事です。


そこで、相手の口から言わせて、
確認を求めることも必要です。


しかし、多くの人は、

「正確に伝える」

ための努力をしていな場合がほとんどです。


正確に伝わらない理由を

「アイツは頭が悪いからだ」

「やる気がないからだ」

などと言って終わらせてしまいます。


そんなことを言っていても解決にはなりません。


「どうすれば伝えることができるのか」

を考えなければ進まないのです。

今まで経験したことのないことをやらせる
場合はなおさらです。


どんなに優秀なスタッフでもアウトソーシング先でも
同じことを何度も伝えないと理解できません。


私の会社では、そのトレーニングをビデオに取ったり、
チェックシートにまとめておくことにより、
自分が何度も教えなくても新人スタッフを
トレーニングできるように努力をしています。


これを作っておくと後がラクなのに、
ほとんどの人は理由をつけ、なかなか作ろうとしません。

そしていつも同じことを言っているのに、
相手に理解してもらえないとストレスを感じているのです。


斎藤 一人さんは著書の中で、

「今よりも20倍稼ごうと思えば、

  今の仕事を20倍ラクにしないといけない」

というようなことを言っていました。


本当にその通りだなと最近、実感しています。


このことを本当に実践していかなければいけないと思います。


あなたは仕事を減らすことに、
罪悪感を感じてはいないでしょうか?


作業をやることがあなたの役割ではありません。


仕事と利益を創ることがあなたの役割なのです。



前田 展明

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2008年07月12日

私を邪魔するもの

こんにちは。
前田展明です。


最近、私は感じます。

メールや携帯などコミュニケーションの技術が進歩するほど、
私の生産性や集中力が落ちていることを感じるのです。


毎日、恐ろしいほど私にメールが届きます。

もしかすると、
これが今の普通なのかもしれませんが・・・


毎日送られてくるPCメールのチェックだけでも、
全て行おうとすると8時間以上はかかると思います。

しかし、そんなことをしていたら
一日が終わってしまいますので、
今では重要なメールしかチェックをしていません。


しかも、メールをチェックする時間を決めています。

それ以外はメールをチェックしないようにしています。


さらに、事務所で仕事をしていると
スタッフがどんどん質問を投げかけてきます。

どんなに重要な仕事をしていても
それに割り込んで質問を投げかけてきます。


人間は怠けものです。

頭を使うのがとても嫌なので、
私に聞いてくるのです。


一昨日も新人スタッフが私に

「夏のキャンペーンDMに使う写真の加工をしているのですが、

写真に影を入れる方法を教えてください」

と言ってきた時にはぶん殴ってやろうかと思いました。


それは、私に聞かないとわからないことですか?
マニュアルは見ましたか?
どのくらい調べましたか?


と、言って彼に突き返しました。


そして大概のことは、

マニュアルを見たり、
そこの会社に電話をしたり、
ネットで調べればわかることです。


私の場合、一度仕事を中断されると、
元の思考に戻るまで1時間近くかかります。

このような中断が続くと、
結局1日が仕事にならないことがあります。


また、事務所にいると、
スタッフだけでなく電話が鳴ったり、
来客が来たりと邪魔するものだらけです。


そこで、私が集中したい時に使う最高の解決策があります。


それは、

「姿を消す」

ことです。


目の前にいなければ、質問もできないし、
私の時間を奪うこともできません。

事務所意外に遮断された仕事場を持つことは
とても効果的です。

ここでやる仕事は充実しています。


私の秘密の場所は誰も知りませんし、
これからも教えるつもりはありません。


もう一つ、

経営者の大切な仕事は、朝早く来て夜遅くまで
働いていることではありません。


誰よりも長い時間働くこと、
が経営者の仕事ではないのです。


経営者は労働時間で測られるのではなく、
結果で測られます。


仕事時間が長いから会社が儲かる、
わけではありませんし、どんなに短い仕事時間でも
仕事で結果が出れば儲かります。


以前の私は毎日毎日夜遅くまで一日中仕事をして、

長い時間働いていることに安心感をもってしまい、
ダラダラと期限のない仕事を繰り返していた時期がありました。


それで成果を上げているのかといえば、
そうでもなかったりします。


仕事が終った時が終了時間

と、いう人もいますが、
どんな仕事でも課題はいくらでもあるので
終わらなくなってしまいます。


自分の仕事時間にも終わり時間を決める、
ということも重要なことです。


あなたは今、

余計なこと、どうでもいい事にたくさんの時間を
ロスしていないかを確認してみてください。

もし、ロスしているようであれば、
すぐに対策を考えてください。


なぜなら、あなたが使う時間は、
会社の将来に大きくかかわっているからです。


前田展明

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